
仙人が戦前の少年時代、”天皇は神の化身にして神聖にして犯すべからず”と教えらました。小学校、中学校の校庭には神社と同じ奉安殿がたてられ、天皇と皇后のご真影の写真が飾られていました。毎朝全員が校庭にならび遙拝するのです。空襲や災害があるときは校長が命を賭してご真影をらねばなりません。まだ分別も十分でない我々は心底から天皇は神さまであり、天皇のウンチは金でできていると本気で思っていたくらいの天皇様だったのす。これは決して冗談ではありません。
それが敗戦直後、天皇の人間宣言があり、そののち各地行幸のおり天皇が2メートル前を通られる機会に接し「ああ、やはり天皇は人間だ」と実感した記憶があります。そのとき昭和天皇を目の前で見て何か普通の人間でないオーラのようなものを感じた覚えがありました。
こういう時代を知っている仙人にとって現在の皇室は隔世の感はもとより、なにか不安定で同時になにかに汚されている不純なものを感じております。
令和に入り皇室に関する関心がふえてきたようです。その理由の第一は皇位継承問題で皇室典範改正の動きです。それにからんで現在の皇族に関するいろいろな噂が飛び交い、皇室像が大きく変化したこと、そして根本問題として皇室の存在意義と現実を考える必要性がでてきていることでしょう。
皇位継承問題、現皇室典範および皇室をどう考えるかについては数多くの意見が聞かれますが、この際仙人の声も聴いてもらうのも参考になると思います。
まず仙人による皇室論の結論から記述したいと思います。
(1) 天皇制は日本人の精神的統合の象徴として継続しなくてはならぬ。皇統は日本の国家無形文化財で国家資産として保護される。
(2)天皇即位は国民の総意に基ずく。天皇には象徴としての高い精神性と品格がもとめられる
(3) 継承される皇統は天皇家のみとし傍系は臨時代行とする。皇位継承は天皇の男性長子を原則とし女性長子でもよい。天皇となる女性長子の夫は皇統男系男子とする。天皇に子がない場合皇統男系男子を天皇の養子とする
(4) 天皇家以外の皇族も日本国憲法で保護され訴追されないが、その精神性は高度のものが要求される。天皇は皇統の人事権をもつ。皇族は本人の希望により皇族を辞することができ、又は天皇の命により皇族を離脱させられることがある。
(5) 皇族信教の形式は神道であるが皇統に限り宗教法人に属さず宗教ではない。
(6) 天皇は政治的に中立でないといけない。しかし中立の立場から政府に助言できる。
若干の説明をします
1 象徴・・・特別国家無形文化財
皇統は2700年続く家系で世界で稀有の存在とされます。そしてその存在が支配者として権力をふるい民衆を搾取するのでなく、いち早く武力をすて、もっぱら民衆の祭祀者として権威を確立したことが世界稀有の王朝といえます。民衆とともに祈り富の追求をしなかったことが、長く民衆に愛され日本人団結の精神的支柱になってきたことが、日本の象徴として世界無二の国家形式を示すものといえましょう。その意味でまさに世界の無形政治文化財と言ってもよいと思います。
私は特別国家無形文化財と名付けました。
日本ではお祝い物や贈り物には熨斗をつけますが、それがなくては品物に箔が付きません。熨斗そのものに実用性はありませんが存在することに意義があります。もちろん理論的な理由がなくとも誰も問題にしないでしょう。したがって天皇も失礼ながら熨斗とおなじと見ることができ、存在の理論的根拠は必要ありません。
またもっとわかりやすくいうと、天皇は日本村の鎮守の神様と考えてください。 村の神社は祭りになると、宗教に関係なく村人日本人が集まり楽しみます。普段はあまり神社のことは意識しませんが、なにかあれば神社に集まります。ここで村人たちの心の結びつきが生まれ日本人特有の忖度、利他、という高い精神性が育まれるのです。
とにかく天皇を精神的統合の象徴とするのが日本です。左翼で反日の人間は、天皇制は無駄な税金をつかい無駄だといいますが、熨斗や神社のお賽銭に金を使うのに文句を言うものがいるでしょうかね。まして文化財の保護に金がかかるという人は文明人ではありません。それでもまだ天皇制継続はムダ金だという人には、理屈抜きで国としてささやかな贅沢をしてもいいじゃないですか、国民が一緒に喜べば、と申し上げたいですね。
理屈もなにもない、日本人は単に天皇がいないと落ち着かない国柄であるのです。違いますか?
2 天皇の後継問題
天皇家に男子がないため、平成天皇次男子の秋篠宮家に天皇の位がうつります。これで万々歳と言いたいところですが秋篠宮家でも現皇室典範下では同じ問題がいつかはおこりますつまり悠仁親王に将来男子が生まれるでしょうか。また同じ問題が生じます。
皇室典範では、天皇は男系男子としてあります。この時代に古いことを言うとして、女系天皇でもなんでも血縁関係があればよいという論がありますが、仙人としては異論があります。私は天皇制は文化財と申しました.この観点からすると、文化財の歴史を尊重せねばなりません。したがって歴史上存在しないことを導入することは避けねばなりません。すると男系の血筋が必要になり同時にできるだけ天皇直系長子が望ましいと思います。したがって天皇になる資格は男系男子、または男系女子にかぎられます。
問題は男系女子、つまり女性天皇の場合です。女性天皇の子供は父親すなわち天皇の配偶者は男系の血筋のある男性にかぎられます。令和の時代にあてはめれば、もし愛子内親王が天皇になる場合、配偶者は男系の血筋をもつ旧華族から選ばねばなりません。もし配偶者にふさわしい人物がなければ男系旧華族の男子を天皇家の養子に迎えれば皇統が継続します。したがって天皇制を永久につづけるためには現皇室典範を改正する必要があるのです。
まとめると、天皇は天皇家直系が担います。継承は男系男子または男系女子で長子を優先させます。天皇が女子の場合配偶者は皇統の男系男子にかぎられます。天皇に子がない場合、皇統の男系男子を養子として受け入れ将来天皇といたします。
こうすれば皇統は十分に安定継続すると思います。
3 天皇の資質
天皇は国民の象徴である限り高い精神性と品格を持たねばなりません。人格、行動ともに国民の範となるためには個人をすてねばなりません。まことに厳しい環境に置かれるのですが、ストイックな行動を通じてはじめて国民の尊敬と支持をうけ日本の象徴たり得るのです。国民は皇室に税金をおさめるのに大きな喜びを感ずるはずです。
天皇のみならず、天皇を直接支える立場の皇族も高い精神性が要求されます。天皇ほど厳しさを要求しませんが、国民が納得できるストイックさをしめさねばなりません。秋篠宮文仁親王が「皇族である前に人間だ」との発言がありました。これはとんでもないことで、人間である前に皇族であることを意識せねばなりません。もういちど皇族の在り方を勉強していただかねばなりません。昭和天皇の人間宣言とは人間の意味が全く違うのです。秋篠宮はおわかりでしょうか。
4 マスコミにでない聞き捨てならぬ皇室の噂
冒頭に最近の皇室には何か汚されている不純なものを感ずると申しました。もともと皇室は菊のカーテンの中にあって神秘のベールにおおわれた世界で穢れのない清廉な世界と報道され、国民もそれを固く信じてきました。
時代が進み皇室の透明化推進として皇室からの発信力の強化がなされ、とくに民間人出身の美智子現上皇后の登場でマスコミは一斉に近代皇室の花として報道し皇室への関心が女性を中心に高まりました。その皇室ブームは美智子皇后、次男秋篠宮家に人気が集中していたのです。一時は徳仁当時皇太子を排除し秋篠宮へ皇位移譲の説まででる過熱ぶりでした。しかし秋篠宮長女の結婚問題以後皇室ブームは収縮しさらに徳仁皇太子の“雅子妃の人格否定発言”で逆に美智子皇后・秋篠宮ラインへの批判が吹き出てきました。秋篠宮の皇族の前に人間であるの主張と皇室の広報活動活発化の発言があった頃より皇室の権威を失墜させるような噂が流れ始めたのです。
皇室報道は端的に言って開放的でありません。世間は時折だされる宮内庁の発表を頼りにしていますが、実際には皇室関係者、識者からニュースがながれてきます。信憑性はわかりませんが、流れてくる噂は尋常ではありません。もちろんマスコミは秋篠宮長女の結婚問題以外は全くだんまりを決めていますが、われら庶民にとってはショックで、その噂の真偽を検討することは皇室のためにも重要な事とおもいます。その意味で特に気になるものを列記して皆さんの見解を問いたいと思います。かさねて言いますがこれら噂の真偽は全く不明で確認もできないことをご理解ください。
① 皇室全体としての噂
天皇家と各宮家のグループと美智子上皇后を頂点とする秋篠宮家グループの対立が顕在化している
②秋篠宮文仁親王の噂
私生活に批判が多い。海外も含む女性関係、宮中しきたりへの批判はともかく、その行動と発言に乖離がある。容貌や行動から上皇の実子ではなく皇統でないとの噂あり。特に昭和天皇から授かったお印が栂でその意味が皇孫に相応しいものでないことからも示唆されている。公務を通じて多くの利益、公共団体に関わり一種の秋篠宮シンジケートを形成している。
③ 秋篠宮紀子妃の噂
天皇家への対抗意識が過剰。天皇継承資格者である悠仁親王の進学育成に多くの裏工作がなされ国民の批判をあびる。秋篠宮付き関係者へのパワハラが異常、関係者の辞任、行方不明が多発し、ご難場の女あるじと揶揄される。
④ 秋篠宮家の噂
皇嗣家であるが天皇家に比べ不審な出費と不似合いな住居の建設等の過大出費への疑惑。秋篠宮家家族の行動への国民の批判、それに非皇統のうたがいから廃嫡の噂があり批判が集まっている。同時に宮家全員が批判にさらされている。
⑤ 美智子上皇后の噂
皇室最大の権力者とみなされ世間からの毀誉褒貶はげしく昭和、平成時代は聖女、令和では魔女といわれる。また自己顕示欲強い怪女優ともいわれている。背景にグローバル勢力を持ちGHQの手先といわれ今なお皇室の全実権を握るとされる。秋篠宮と組み皇室破壊者と揶揄され香淳皇后への恨みを雅子皇后に向け病気にまでに追い詰めたとされる。また上皇后は秋篠宮文仁を産んではいないか、或いは父親に疑義ありとまでいわれている。聖女と言われた人に対する驚天動地の噂の数々といえる。
⑥上皇の噂
結婚以前より美智子上皇后に完全に操られて操り人形で今日にいたる。上皇になって以後評価が急落。存在感なくなる
⑦ (令和)今上天皇の噂
雅子皇后を伴侶とし、ストイックな生活で評価が高く国民の信頼が高い。理想的象徴とみなされる。
⑧ 雅子皇后の噂
美智子上皇后のいじめから療養生活となったが、生来の実力とストイックさで国民の人気はウナギ上り。令和を豊かにすると期待は大きい
⑨ 天皇家の噂
生活態度、国民への気遣い、外交力で最高の評価の上、長女愛子内親王の知性、品格が高く評価され次期天皇として初の女性天皇誕生への期待が大きい
以上が仙人の耳に入った噂でありますがその真偽を知る由もありません。100%虚偽であると信じますが、しかし“火のないところ”の諺に倣うと全く嘘でもないともいえます。
しかし仙人が問題にするのは、これら①項から⑥項にいたる噂は今までの皇室のイメージを一変させる内容であり、一つでも真実であれば皇室の存亡にかかわる一大事であるからです。
このような噂を消すには皇族はひたすら精神性を磨き、それを支える宮内庁はこれが虚偽の報道であることを証明する義務があり、無視することは一層疑惑深めるのみならず、そのまま真実とされてしまうことに心しなければなりません。
天皇制を保持していくには、象徴天皇制の意義の明確化、天皇の権限の明確化、持続可能な継承の仕組み、皇室皇族のありかた等を規定した皇室典範の早急な改定が必要であります。
現行法でこのまま行くと令和で天皇制が終わるおそれが多分にあります。
なぜなら令和以後は間違いなく国民の支持がなくなることと、それに皇室にあまり興味のない若い世代に天皇制の存在意義が理解できないままとなり、そのまま天皇制が忘れられたものになります。そうなればGHQの天皇制廃絶の初期目的が達成され、日本国民は歴史ある全国民精神的統合の象徴を失い同時に日本国民であることの矜持をなくすことになります。すなわち反日日本人が望んでやまない日本共和国という少数の権力者の支配する強権国家になります。大多数の日本人はそのような国になることを望んでいないのです、いや嫌悪しているのです。
日本政府は問題の重要性、緊急性を本当に理解しているのでしょうか、それともお得意の先送りで責任を逃れようとしているのでしょうか?
仙人は非常に懸念しております。
