心にふとよぎったことを見逃すな  a-2

世の中完全な想定外はありません。

よくあることに、なにか事件があると想定外でしたとシャーシャーと語る責任が結構多いようです。不可抗力だったといいたいのです。

仙人の経験によると、あらゆる問題、事件の発生に想定外であったことは皆無でした。どのような事象でも思い返すと、必ず“ああ、ふと頭によぎったことだ”ということが必ずあるものです。大抵の人は気が付いていながら責任逃れのため思いもかけなかったとして想定外にしています

技術、生産の仕事をする人では、品質クレームに遭遇します。技術者であれば必ずなにか心当たりがあるはずです。ちょっと不安がよぎったがまあ大丈夫だろうと思ったことがクレームになるのです。

研究者の場合は、新発見を見逃してしまった時です。つまり、このへんの検討はまあ大体わかっているから、ちょっと気になるが、やめておこうとおもったことが実は大発見の種を逃すことになるのです。

営業、販売マンの場合、あのライバル会社はちょっと気になるが、たいした動きはしないはずだから気にしないでおくと、その会社に見事出し抜かれるのです。

交通機関、建設工事関係者、災害防止等の安全に携わる人たちも全く同じなんです。「まあ大丈夫だろう」が問題なのです。「ああ、あのときフト頭をよぎったけど、まあ問題ないだろう」と関係者の誰かは必ず思っています。自然災害でも不可抗力とはいいきれません。どんな事故、災害でも全く同じです。結局想定外として責任逃れをします

政治の世界でも、明らかな失敗でも想定外として逃げる閣僚がいることは国民周知のことです。

想定外とされるものには必ず心によぎるものがあったはずです。ここで気づき事前に検討を加えていると問題はおこりません。仮におこっても、まず大問題にはなりません。

そんな小さなことをいちいち取り上げるときりがない。取り越し苦労性で神経質だという人は楽天家でしあわせなご仁です。

問題を起こしたくない人、起こってもショックを受けたくない人はよぎりごと、些細なことにこだわって確認しましょう。

些細なことに気が付かない人は重要な仕事についてはいけません。

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